手作り食にあたっての注意事項

手作り食にあたっての注意事項

犬は肉食としての傾向が強いですが、基本は野菜や穀物も食べる雑種です。
しかし、いくつかの食材については注意する必要があります。
今回は犬に食べさせてはいけないものについて書かさせていただきます。

1.ネギ類
ネギ(特にたまねぎ)に含まれる”アリルプロピルジスルフィド”(発音すると舌を噛む可能性があります)によって、貧血症状を起こすことがあります。”アリルプロピルジスルフィド”(発音すると舌を噛む可能性があります)は熱に強いので、加熱したネギ類であっても与えてはいけません。一般的に体重1kgあたり10gの接種でネギ中毒になるといわれます。

2.香辛料
こしょう、唐辛子、わさび、からし、タバスコなどの刺激物は下痢を起こす可能性があります。また、コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは不整脈を起こす可能性があります。

3.甘いもの
チョコレートに含まれるテオブロミンは、中枢神経や心臓に悪いです。また、ケーキやココア、ナッツ系のものを中毒を引き起こす可能性があります。

4.加熱した骨
加熱した骨(特に鶏の骨)は噛み砕くと鋭く裂けて喉や胃腸に刺さりやすくなります。生の骨は問題ないので骨付きで与える場合は生肉で。

5.生の卵白
生の卵白に含まれるアビジンは疲労や皮膚炎の原因となります。ただし、アビジンは熱に弱いので加熱した卵白は与えても問題ありません。

7.生の甲殻類
イカ、エビ、タコ、カニなどの甲殻類は生だと消化しづらく、胃腸の弱い犬だと下痢を起こしてしまいます。ただし、胃腸が弱くない成犬でしたら、多少与えても問題ありません。

追記
よく、犬に塩分を与えてはいけないと聞きますが、そんなことはありません。人間と同様、犬だって多少の塩分は必要です。ただ、犬は人と比べて低塩状態でも生きていけるので、人間ほど塩分を取る必要がないのです。

手作り食にあたって塩分に対して過剰に意識する必要はありません。人のご飯より、塩分控えめ(3割~4割程度)と考えれば良いと思います。

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